WORKS

“Eye-Cloud-I”

2023.12.06

平山匠
“Eye-Cloud-I”

2023/12/13-28
OPEN : 12:00-19:00
Closed on Monday

at : Pacifica Collectives
⁡東京都千代田区九段南2-2-8 208
九段下駅2番出口から徒歩4分

Curated by @shosuke.sean.suzuki
Design by @studio.otd

平山匠 ひらやまたくみ  @takumihirayama
彫刻家
1994年東京都生まれ。東京造形大学彫刻専攻卒業。東京藝術大学大学院美術教育研究室修了。
現在は独自の体験を基に物語をつくり、粘土のオブジェ・インスタレーションを主に制作。
ものをつくること、そこに他人が関わること、そしてその場に生じる言語領域からはみ出したコミュニケーションを大切にしている。
2021年より多目的なスペース「アトリエ・サロン-コウシンキョク(交新局)」を品川の下町で運営中。

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Curatorial Voices (@shosuke.sean.suzuki )

この度、個展を開く平山くんとは今年知り合った。友人を介して紹介してもらい、彼の作品も直に見る機会にも恵まれた。
そんな中、彼が主宰する粘土教室、コウシンキョクに生徒としてお邪魔し、その後にもさまざまな対話をしていくうちに、お互い「雲」という題材に興味があることがわかった。
雲はどこからともなく発生し、ゆらゆらと揺れたり、スーッとよぎったり、もくもくと厚みを帯びたり、流動的に形を変えていく。雲というタイトルがついた曲もたくさんあるように、どこか自由で即興的で捉えきれない存在である。そんな偉大なる存在を2人とも羨ましいといったような気持ちを持ち、それが合致したのかもしれない。

展示のタイトルには”Eye-Cloud-I”は、目で雲を見て、雲を通して、自分を見つめるという意味を託した。
平山くんは今展が決まった時から、自分の目を通して、その存在に意識を置き、凝視し、観察し、時間を費やし、理想の形を追い求め、目で見た記憶をもとに、その場で感じた感情にも思いを馳せ、粘土とあいまみえた。
出来上がってくる作品の数々は彼の理想としての自身の分身たちなのかもしれない。
スッと入ってくるポップさと製作に費やした思考と時間の深さが垣間見れることと思う。
ぜひ会場で直に作品を見てもらいたい。

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